鈴木義里
中公新書ラクレ 59
2002年3月25日発行

ISBN:4-12-150039-3


第一章 何が起こっているのか 3
 はじめに
 カタカナの氾濫どころではない
 街の言葉を拾う
 文章が書けない
 教育崩壊
 漢字の実力
 「国語」の崩壊
 母語と文字
 日常生活の中の漢字
 新しいメディア
 日本語と日本社会
 日本語の見直し

第二章 もう一つの学力崩壊 35
 学力崩壊の再検討
 普通の人びとの学力崩壊
 本当に心配なのはエリートではない
 平等の再考
 資質の問題を避けるべきではない
 違うことを前提とした「平等」
 エリートの不在
 階層の固定化
 理数科だけの問題ではない
 「日本語」の学力崩壊

第三章 日本語のできない日本人    55
 日本語は練習しなくてはならないのか?
 高校生の読解力・漢字力
 漢字の役割
 「国語力」?
 「国語」と「日本語」
 日本語の環境
 漢字の呪縛
 明治時代のカタカナ言葉
 規範と創造

第四章 「国語」教育    79
 近代化の中の「国語」教育
 大衆とエリート
 明治・大正の「国語」教育
 昭和の「国語」教育
 戦後の「国語改革」
 学習指導要領
 戦後「国語」の授業時間
 知識は必要だ
 大学受験の「国語」
 入試の「過去問」
 小論文入試の毀誉褒貶
 「国語」教育の将来

第五章 日本語の変化    
 言語の変化
 日本語の「乱れ」
 若者の言葉
 カタカナの氾濫
 カタカナからローマ字へ
 漢字の未来
 文字と言語
 アイコン化する文字
 「正しい日本語」と「美しい日本語」
 グローバリゼーション
 英語の問題
 「IT革命」と言語
 変化はまだある

第六章 「国語」の未来、「日本語」の将来 181
 「国語」から「日本語」へ
 外国人の「日本語」
 言語の消滅
 日本語は生き残れるのか
 おわりに

註 199
参考文献 203


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 08:45:52