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寫本一卷、靜嘉堂文庫の藏。それには撰者の名を存せぬが、今は磨光餘論に從って圓貞の作とする。韻鏡考補(白井寛蔭)に「大抵易解に依れども易解の如き迂遠の文にはあらで書取り樣はるかに勝りて初學にも會得し易き文章なり。卷中さらに磨光の論見えず」と有るもので、開奩、祕事大全、頓悟抄、指南易解、避中抄、求源抄、問答抄、詳解評林、諸抄大成、袖中祕傳抄、翻抄、見妖解、井蛙抄などを引けば其の博覽の程も知られるが、但し其の内容や隨波逐浪の見。
岡井慎吾『日本漢字学史』
三沢書目144