韻鏡


牧野重長の述、寛文十年(二三三〇)刊。全部漢文にて記されて私は靜嘉堂文庫で一讀した。三十六字母配位、五音、七音、清濁、四聲四等、單複行、輕重之事に始まりて六對十二反切などの諸項、必ずしも頓悟をまたぬ。又標注には開奩切要抄遮中抄を引いて有るが遮中抄は之よりも晩出だから後人の加へたもの、但し之によりて切要抄無絃が淨土宗僧と知られると文雄を聯想する。
岡井慎吾『日本漢字学史』

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Last-modified: 2022-08-08 (月) 09:40:49