魚住和晃
1996.5.10
講談社選書メチエ76
isbn:4-06-258076-4
序章
第一章 聖徳太子は三経義疏を書きえたか 法華義疏
1 法華義疏調査記録から 1
2 書法から見た法草義疏 ー
3 法華義疏は聖徳太子の自筆か
第二章 日本最古の碑の謎 宇治橋断碑
1 金石学
2 日本の金石学
3 藪田嘉一郎の宇沿橋断碑論
4 宇治橋断碑の造形的分析
5 宇治橋碑は道登供養の碑
第三章 欧陽詢書法の展開 金剛場陀羅尼経
1 金剛場陀羅尼経の造形性
2 欧陽詢か欧陽通か
3 だれが金剛場陀羅尼経を書いたのか
4 長谷寺法華説相銅板銘
第四章 東大寺献物帳は語る 正倉院文書
1 東大寺献物帳が伝える正倉院の書
2 聖武天皇と光明皇后の書
3 多様化した書法形態
第五章
空海の書法の意味- -嵐信帖と金剛般若経開題
1 風信帖と呼ぶこと
2 書状ということ
3 風信帖を読む
4 平安時代、空海の書はどう評価されたか
5 空海の書論
6 風信帖の書法1-
7 王羲之の書の真価とは何かー
8 金剛般若経開題の書法i…
第六章 千変万化の筆脈 伊都内親王願文
1 伊都内親王願文とは何か
2 伊都内親王願文の書法 -ii l
第七章 天才児道風と和様 智証大師賜号勅書と玉泉帖
1 三筆と三跡
2 三筆と三跡の間にあるもの
3 智証大師賜号勅書
4 玉泉帖
あとがき
索引