黒田龍之助
講談社現代新書
isbn:9784061497016
はじめに──言語学は科学である
第1章 言語学をはじめる前に──ことばについて思い込んでいること
1──言語学のイメージ
2──言語学のストレス
3──言語学のポイント
読書相談室 1
第2章 言語学の考え方──言語学にとって言語とは何か?
1──目的はメッセージを伝えること
2──「キゴウのタイケイ」とは?
3──文を語に分け、語を音に分ける
4──虹が七色とは限らない
5──人間にだけ言語がある
読書相談室 2
第3章 言語学の聴き方──音について
1──大切なのは人間のことばの声
2──世界中の言語音を書き表わす方法
3──日本語に巻舌はいらない
4──声の上げ下げで意味が変わる
5──音声と音韻の違いを押さえる
読書相談室 3
第4章 言語学の捉え方──文法と意味について
1──文法と文法書は違う
2──世界共通の文法はない
3──いちばん小さな意味のまとまり
4──「寒いねえ」は単なる気象情報ではない
5──言語のしくみにどうアプローチするか
読書相談室 4
第5章 言語学の分け方──世界の言語をどう分類するか?
1──言語は数えることができない
2──日本語と英語は「比較」できない
3──《ウラル・アルタイ語族》なんてない
4──ことばは変わらないわけにいかない
5──地域差だけが方言ではない
読書相談室 5
第6章 言語学の使い方──言語学がわかると何の得になるか?
1──《美しい言語》も《汚い言語》もない
2──お金儲けは難しい
読書相談室 6
もっと言語学を知りたい人へ
あとがき