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『大阪春秋』38 (11巻4号) 1983.12.15
特集扉 関西音楽人での「第九」の初演 13
座談会 唄の大阪・演歌とその源流 14-25
(出席者)石濱恒夫・もず唱平・中村浩・竹島昌威知・伊勢戸佐一郎
歌謡の源流 隆達節か今様歌か
浄瑠璃の影響
今のと違う昔の演歌
浄瑠璃と演歌の間のウタの世界
演歌の原点
演歌のふるさと・大阪？
歌における義理について
歌の世界も中央集権
大阪弁の「うた」
カラオケ談義─その功罪─
演歌の文化圈
浄瑠璃 吉永孝雄 26-30
歌謡曲にみる大阪の歌われ方─〈通天閣〉〈法善寺〉の歌われた意味─ 木津川計…31
九万余曲の中の五〇〇曲 大阪の歌
最多頻度の地名 道頓堀
戦後の双璧〈通天閣〉と〈法善寺〉
ど根性の象徴 通天閣
「根性もの」を支えた保守的精神構造
低成長時代と"通天閣もの”の衰退
〈法善寺〉の登場 ふるさとの幻影
ミナミからキタに移動する地名
瓦礫地帯から華麗な再生 キタ
歌謡曲の地名はなぜキタへ傾くのか
ミナミとキタの歌われ方
"流れ者”のいない都市
働くばかりの都市大阪
だがミナミには希望がある
明治期のうかれ節・浪花節 林喜代弘…40-43
摂河泉の歌謡 右田伊佐雄 44-53
大阪市電唱歌と郊外電車唱歌 肥田晧三…54-63
わが耳底のおるごーる 宇田正…64-69 (ちんわん・おんごく）
ロビーの弥七 わが文楽 森西真弓…70-71
大阪声楽界の年譜 昭和初年から終戦まで 野口幸助 72-80
むかし懐し 宝塚の歌・OSKの歌 香村菊雄…81-85
隆達節の流れ 小谷方明…86-87
傳法のかたりベー傳法音頭その他- (勝安男口述)…浜本正女(録音整理〉…88-94
佐野くどき佐野の盆踊歌 土丸谷常男…95-97
大阪市中・川筋昔がたり 材木浜・筏仲仕唄 伊勢戸佐一郎…98-103
難波十景の詠み込まれた浪花随葦 浮田光治 104-106
大阪の漢詩抄 谷為次郎 107
大阪繁昌詩 高橋敬蔵 108-111
長唄 風流浪華八景 編集部 129
大正の歌 三都の春・武石浩玻 112-113
おおさかの女性14 86年間義太夫を語り続ける 豊竹団司さん 泉耿子 114-115
泉州の子守り唄 小谷方明 116-117
淀川をめぐるうた 編集部(三浦行雄) 118-119
わが心の詩《うた》・大阪 青木茂夫 120-123
大阪の現代詩事情 竹島昌威知 124-125
雑抄 カフェーの女 唐川次夫 126-128
聯隊歌 編集部 146
市政関連の歌あれこれ 喜志吉則 130-131
大阪府下各市の市歌 坂道夫 132-141
歴史読本28 楠木正行 高橋敬蔵 142-145
財界クラブの歌
清交社社歌 53
クラブ関西 71
有恒民謡「大阪音頭」 119
第四師団日露戦争凱旋歌 12
表紙について(加藤義明氏"きり絵")大阪市立森の宮野外音楽堂
東くめと大阪 62 (本誌37号125頁参照)
cf.
大阪都市協会『大阪のうた』(1982)への言及多し。
